嫌いな言葉
「好きの反対は嫌いではない。無関心だ」って言葉があります。
人間関係に悩んでいる人に使われる言葉だと認識しています。
僕は嫌いな言葉です。
理由はロジックがおかしいことと嫌いでいられるよりは無関心でいてもらったほうが楽だからです。
ロジックについては、簡単に言うと好きも嫌いも共に関心を持っているからこそ起きる感情だからです。無関心であれば、好きも嫌いも成り立ちません。
もし、好きの反対は嫌いというロジックが成り立つなら、(ごはんが)おいしいの反対は無関心や(絵が)うまいの反対は無関心という風になんでもなりたってしまいます。好きも嫌いも、上手も下手もすべて関心があるから生まれる感情・思考です。
また、たとえばいじめを受けてる人にこの言葉を言えるかどうか。
僕は絶対に言えません。そんなことで現在受けている肉体的ダメージや精神的ダメージをなくすことはできませんし、いじめてくれてありがとうと言ってるようにさえ見える。
僕はこの言葉は無責任な言葉だと思います。悩んでいる人の話をしっかりと聞く必要はないし、どうすればいいのか考えることを放棄できますから。
そんな言葉を贈るくらいなら、人間関係を改善できるようにどう行動をするかや、相手を気に留めないようにといった言葉を贈った方がいいです。できれば具体的に。
もちろん自分の発言にしっかりと責任を持ってね。
なので、僕はこの言葉が大っ嫌いです。